4.仏壇の価格相場 - 仏壇の知識

仏壇の価格相場

仏壇の値段は本当に千差万別で、ミニサイズで数万円程度のものから、
1,000
万円以上する伝統工芸品まであります。
一見同じように見えるのに、価格に大きな違いのある仏壇もあり、
「仏壇の値段はわかりづらい」と考えている人は少なくないでしょう。

そんな仏壇の価格はどのように決まっているのでしょうか?

仏壇の価格を決定する大きな要素は2つあります。
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つは「仏壇に使われている材料」で、もう1つが「仏壇をつくるのに費やす手間と技術」です。
仏壇は、「唐木仏壇」と「金仏壇(塗仏壇)」、「モダン仏壇」に大別でき、

唐木仏壇の価格相場は
60110万円程度、金仏壇(塗仏壇)では、80130万円程度です。
サイズの小さい上置きタイプの仏壇や、モダンタイプの仏壇は、
815万円程度のものが多く出ています。

唐木仏壇の場合、材料の違いが価格に直結し、最も高価なのは黒檀や紫檀といった
銘木の無垢材だけを使った「総無垢」ですが、一般的な唐木仏壇の多くは、
表面にのみ唐木を使った「練り工法」で作られています。

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7ミリにスライスした唐木の板を芯材に貼り付ける「練り工法」には、
前面だけに唐木を貼った「前練り」、前後に貼った「二方練り」、前面と両側に貼った「三方練り」
四面全てに貼った「四方練り」があり、使われている唐木の分量が多いほど高価になります。

また、紙のように薄くスライスした唐木を木材の表面に貼り付けた「ツキ板工法」の仏壇や
木材に直接木目を印刷したり、木目を印刷したビニールシートを貼り付けたりした
「唐木調」と呼ばれる安価な仏壇もあります。

金仏壇(塗仏壇)の場合、仏壇の制作にかけられた手間と技術が価格に大きく影響します。
中でも高度な技術を要する漆塗と金箔押しの工程は特に重要です。

品質の良い漆を何度も丁寧に塗り重ねた仏壇は、艶やかで美しく、耐久性も高くなるため高価です。
金箔は、金の純度が高い順に、「五毛色」、「一号色」、「二号色」、「三号色」、「四号色」の等級が
定められており、純度の高いものほど高価です。

また、金箔の厚さにも、厚い方から順に「三枚掛」、「二枚掛」、「一枚掛」という違いがあり、
厚い方が高価になります。

この他、仏壇の組み立てる際、きちんとホゾを組んで組み立てているのか、
それとも接着材などで貼り付けているのかといった違いや、彫刻や蒔絵などの細工にどのような技術が施され、
どれだけ手間をかけているかといった違いでも、価格は大きく変わってきます。